国交省の規定はICAOの推奨未満
機材によっては1人のCAが2つのドアを担当するケースがあるというである。
具体的に言うと、ANA、JALで使用されているボーイング787には8つのドアがあるのに、乗務するCAが6名ないしは7名の編成になっていることがある。
ほかにも、ボーイング737を運航するエア・ドゥ、エアバスA320や同321を運航するANA、ジェットスター、スターフライヤーで、CAの数がドアの数に満たないことがあるようだ。
国連の航空分野の組織であるICAO(国際民間航空機関)から1ドア1名を推奨する指針が出ている。
これに対しJALでは「指針については認識しているが、航空局が認可した条件で訓練を実施し、編成数は安全面のみならず、機材特性、サービス内容及び法的要件等を勘案して決定している」、ANAは「国の規定になっているので、(配置見直しは)検討していない」としている。
国交省の規定では座席50席に対しCAは1名でよいとしており、1ドア1名を推奨するICAOとは異なっている。