皮肉で言っているわけではない。普通の建築家なら、板と隙間を等間隔にするか、隙間をできるだけ小さくしようとする。隈氏であっても、これまでは板1:隙間2くらいだった。ところがここは、板1:隙間3~5くらいだ。それが、空間の「ふわっ」とした感じに大きく寄与している。これが1:1だったら、この緩い空気感は生まれないし、もし板がなかったら単なる素っ気ない空間だ。
隈研吾建築の新作、空間の「ふわっ」とした感じがますます絶妙に
ふんわり系図書館とびっくり系仕上げ、新規オープン2館の迫力
皮肉で言っているわけではない。普通の建築家なら、板と隙間を等間隔にするか、隙間をできるだけ小さくしようとする。隈氏であっても、これまでは板1:隙間2くらいだった。ところがここは、板1:隙間3~5くらいだ。それが、空間の「ふわっ」とした感じに大きく寄与している。これが1:1だったら、この緩い空気感は生まれないし、もし板がなかったら単なる素っ気ない空間だ。