それは、アストラゼネカの開発国であり、アストラゼネカの接種を進めたイギリスで、感染者が激減したからである。何のかんの言われても、効果を発揮しているのだ。ドイツなどの周辺国でも、一時中断されていたアストラゼネカの接種が再開されている。アストラゼネカのワクチンには、南アフリカの変異株に対する効果がほとんど期待できないという指摘もあるが、それは承知の上だ。
ドイツなどでは、60歳以下で1回目にアストラゼネカを接種した人には、2回目の接種でファイザーやモデルナのワクチンを打つ計画が立てられている。韓国でも、これから米モデルナのワクチンが入ってくるので、2回目、あるいは3回目はモデルナの接種ができるようになるかもしれない。
文大統領が取り付けた米ワクチンの国内製造
アストラゼネカの接種が進められている韓国では、このワクチンへの不信感が渦巻いている。
スペインの保健当局が、1回目はアストラゼネカ、2回目はファイザーを接種した場合、免疫力が飛躍的に向上すると発表すると、韓国で大々的に報じられた。あるメディアは、そのスペインの保健当局の発表を、「2回目の接種もアストラゼネカで行うのは勘弁してほしい」という論評とともに伝えていた。