第2に日本人を満州人と同様に野蛮人と思っていることだ。そのため日本の統治時代を思い出すと屈辱感に苛まれる。
第3に日本に対して強く出ても、日本は反撃してこないと思っていることだ。相手が反撃しないと高を括って、遠慮なく相手を罵ることは李氏朝鮮以来の伝統である。
もし日本がかなりの経済的ダメージを被ることを覚悟して、投資、貿易、人的交流を完全に停止すると言い出したら、韓国は恐怖にかられてすぐに「反日」を止めるだろう。韓国の経済規模は日本の3分の1程度であり、相互の経済交流がなくなれば、韓国の方がより大きなダメージを受けることは確実である。それによって漁夫の利を得るのが中国だから、この劇薬を勧めはしないが、劇薬であるだけに効き目はある。
日本は無視を決め込むほうがよい
朝鮮半島に住む人々は、個々の人間としては普通に付き合うことができる。そして新自由主義を受け入れて急速に成長したように、経済の面でもごく普通に振る舞うことができる。しかし、その政治は、李氏朝鮮時代に培われた因習から抜け出ることができない。前任の大統領を逮捕したり自殺に追い込んでしまったりすることも、李氏朝鮮の伝統から説明することができる。
従軍慰安婦問題と徴用工の問題では、日本は最小限の反論を行う他は無視を決め込むほうがよい。聞き流すことが最善である。韓国も内心ではこの問題によって経済関係が傷つくことを恐れている。
日本が嫌がることをしながら日本を本当に怒らせるのは怖いと思っている。そうした周辺国との接し方は愚かとしか言いようがないのだが、それが民族の伝統と言うのであれば、それを認めて割り切って付き合って行くしか方法がないであろう。