問 いま、やりたいと思っていて、できていないことはありますか?
䅏田 まだまだ病院内にいることが多いので病院外の人との連携をとってつながりを増やしていきたいです。
問 病院外の人とどういうふうにつながっていくのが良いのでしょうか?
桐ヶ谷 予防と医療の話として、川の上流にアプローチするか、下流にアプローチするか、という例えがあります。
具合が悪くなって病院に流れてきた人を救うのが下流です。そうなる前に川の上流に行って(病院の外へ出て)、禁煙指導、食事や運動、介護予防など病気になる前にアドバイスをすることも必要です。
デジタル化で地域とのつながりを増やす
問 都農町では、「デジタル・フレンドリー」を推進していますが、総合診療医、地域包括ケアでデジタルの力を活用できることはありますか。
桐ヶ谷 デジタル化が進めば、住民へのアプローチがしやすくなることが期待できます。
病院の中だけにいれば診察に来た人にしか会えません。病院の外に出たとしても、公民館の健康座談会のようなアプローチはできますが、来ない人たちも多いのです。
タブレットを配布して、高齢者も活用できるようになれば、アプローチできる人を増やすことができます。
そのためには魅力的なコンテンツが大事になります。