「性交同意年齢」は日本、韓国などでは13歳と定められていますが、ドイツ、台湾ではなどは14歳、性の先進国などとも言われる北欧、スウェーデンやフランスでも15歳です。

 また、フィンランド、カナダ、英国などでは16歳、開放的なイメージのある米国のカリフォルニア州やミシガン州では18歳となっています。

 国際的に見て、日本の「13歳以降は合意に基づく性交可能」という法規が、極端に低く設定されていることは明らかです。

 中学1年の未成年女子が、本人が「うん」と言いさえすれば、性交渉に及ぶことが法的には問題とされず、そのような行為には必ず「相手」がいるわけですが、その相手の責任を問われることがない。

 ここから、冒頭に挙げた「7年ぶりに再会したお父さん」との「接触」なども、問題がない、とされてしまう。

 現実に思春期の生徒たち、中学高校生には様々なアバンチュールがあるでしょう。

 私が中学3年であった1979年にはTBSのお化け番組「3年B組金八先生」がオンエアされ、劇中で中学生同志のカップルが子供を産むといったストーリーが展開し、社会的に波紋を広げました。

 この「中学生同志」もいろいろ問題ですが、13~18歳の子供とその親が「関係を持つ」といったことが、結果的に容認されてしまう法律の網の目をよく検討してみる必要があると思います。