性交同意年齢と成人とのギャップ
ここで物事を面倒にしているのは「性交同意年齢」という概念です。
日本ではこれが「13歳」に設定されている。前回も引用した刑法179条がその法源となります。
強制性交等
刑法第177条
十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、強制性交等の罪とし、五年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする。
つまり13歳から18歳という「思春期」に当たる年齢、もっと露骨に言うなら中学生高校生に当たる年齢の未成年者は、社会的には成人ではない。
2022年以降は結婚することもできないけれど、「各人の合意をもって性交することが可能である」という微妙な年配になってしまう。
これは日本だけの現象(厳密には韓国などでも同様ですが)であることに注意しなくてはなりません。