[本書のまとめ]

「ヤバい」「~できません」「大丈夫です」などといった言葉を多用していませんか? 本書は、「大人の言葉遣いが苦手」「ボキャブラリーが少ない」という方にオススメです。単に「考えます」という言葉を取っても、「検討します」「考慮します」「吟味します」「頭を絞ります」など18種類あり、それぞれ使い分けることができるのが“大人”です。

 例えば「ぶっちゃけて言うと」という表現がありますが、これを言い換えると「ありていに言えば」という表現になります。このように言い換えるだけで、その人の知性を感じることができますね。筆者は30代ですが、30代になっても「ぶっちゃける」という言葉を使う人は、やはり社会人としていかがなものかと思ってしまいます。

 本書を読み終わったら、その語句を辞書で調べてみましょう。より理解が深まると思います。自身の話し言葉・書き言葉をバージョンアップさせるための入門書として読むのも、本書の良い使い方です。

本を読むのが得意ではない人は

 以上、2018年上半期にベストセラーとなった5冊のビジネス書を紹介しました。

 こうした「書評記事」を読んで、あらかじめ本の概要が頭に入っていると、本の内容も理解しやすくなります。「本を読むのが得意ではない」「本を読むのが遅い」という人は、本記事に限らずどんどん書評記事を読んでみることをお勧めします。

 また、どのビジネス書を読めばいいのか、どの本が自分に役立つのか分からないという人は、「好きな書評ブロガーをフォローする」方法が有効です。ビジネス書専門の書評ブログを運営しているブロガー・ライターは世の中にたくさんいますので、お気に入りのブログを見つけ、ブックマークするなりSNSをフォローするなどして常にチェックするようにしましょう。ランキングには上がってこないけれど読みごたえのある本に出会えるチャンスも広がりますので、こちらも試してみてください。