「なすがままに」
「流れに身を任せて」
「なるようになるから」
「放っておきなさい」
そして心でそっと唱えなさい
「なるようになる」と
『Let It Be』はまさに人生の岐路に立った時、悩んだ時に聴きたい(歌いたい)世界屈指の名曲である。
『Let It Be』全訳はこちら
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いやはや、ザ・ビートルズの旅は想像以上に観る物、聴く物、読む物にあふれていて、すっかりこの伝説のロックバンドに魅了されてしまった。旅の途中で強く印象に残ったのは、4人は心より音楽を愛し、真摯に音楽と向き合っていたということだ。真のミュージシャンであることを痛感した。
「20世紀で最も影響力のある人物(グループ)」と称され、音楽はもちろん、存在そのものが社会現象となったザ・ビートルズ。かつて彼らを聴くと“不良”と呼ばれた時代があったが、冒頭で述べたように今では中学、高校の教科書に掲載され子供たちのお手本となっている。時の流れとともに人々がビートルズに抱く価値観は変わった。しかし、4人の本質ははじめから何も変わっていないのかもしれない。
「ほんとによかったと思うのは僕らの曲のほとんどが愛と平和と調和を歌っていることなんだ。親なんてかまうもんか、家を出てしまえとは歌っていない。『愛こそすべて』もジョンの『平和を我等に』もみんな良心に基づいた歌だった。僕はそのことをすごく誇りに思うよ。とにかく・・・最高だった、ビートルズは」(ポール・マッカートニー、『ビートルズアンソロジー』より)