- ダッチとはドイツを指す言葉だった!
- 東大卒の優秀な科学者がサリン事件を引き起こす
- 切支丹はキリスト教ではない
- 日本の鎖国は、付き合う国を限定することだった
- 中国、ドイツ、米国の次に選択的に付き合うべき国はどこ?
- 日本は規制が多く複雑すぎてベンチャーが育たない
- 日本が生んだ「車椅子のベンツ」
- 日本の健康機器が中国で爆発的な人気の気配
- 中国の次期リーダー、習近平氏は相当なやり手
- 冷徹な現実主義者であり、政治改革には興味がない
- ノブレス・オブリージュを備えた人物
- 中国はあと9年で世界一の経済大国になる
- あと10年で世界は一変した姿を見せる
- オバマ大統領の妥協を評価する米国経済界
- 長引く雇用問題は米国の力を削ぐ
- 長期間の失業で労働者は労働意欲を失う危険性
- 日本にとっても決して他人事ではない
ダッチと言えば、英国人がオランダを蔑んで呼ぶ時に使う表現だとばかり思っていた。何しろダッチを使った言葉には上品な表現はほとんどない。
ダッチとはドイツを指す言葉だった!
例えば、飛行機のダッチロールとか、割り勘を意味するダッチアカウント(トリート)、ダッチオークション(逆競売)、そしてダッチワイフなど。
しかし、このダッチがドイツを意味するとは知らなかった。
伊東乾さんのこの記事「日本が契ったドイツとの深~い450年の関係」によると、現在広がっているダッチとは、後から国際貿易に参加した英国の表現であり、本家本元のオランダはドイツのことをこう呼んでいたという。
つまり、ダッチワイフとはドイツ妻という意味だという。
私の浅学さゆえだとは思うが、いわゆる世間の常識というやつは、疑ってかかるか、少なくとも源流までさかのぼって調べてみる必要があるようだ。
読者のみなさんにはまだはっきり示していないが、実は、伊東乾さんには、そうしたあてにならない世間の常識の源流を訪ねる連載をお願いしている。
私が日経ビジネスオンラインの編集長だった時、「常識の源流探訪」というコラムを執筆いただき、高い人気を誇っていた。
それをさらにパワーアップした連載をJBpressにということで、今の企画は始まっている。