1. 要旨

対北朝鮮強硬論に傾く韓国の世論

北朝鮮に抗議する韓国の人々〔AFPBB News

 北朝鮮が米専門家などを通じてウラン濃縮を開示した。

 また、今年3月には韓国海軍哨戒艦「天安」を撃沈(北犯行説が大勢)。さらに続いて、11月23日、延坪島に「無差別砲撃」を実施した。

 これら一連のことにより次の2つの政策が事実上、破綻したことが明らかになったと考えられる。

(1)北朝鮮に対する抑止政策

(2)6カ国協議による北朝鮮の核開発放棄追及政策

 日米韓を中心に、新たな対中国・北朝鮮戦略・政策の再構築が急務ではないだろうか。