熊本地震の義援金5400万円追加=3市長は給与1カ月分-台湾

強い地震に見舞われた熊本県益城町で行方不明者を捜す警察官(2016年4月17日撮影)〔AFPBB News

 4月14日午後9時26分頃、熊本県で震度7を観測する地震が起きた後も、群発地震が継続、その間前回のコラムを記しましたが、16日午前1時25分頃、再び震度6を観測する地震が発生しました。

 第2の地震の物理的規模を表すマグニチュードは7.3程度、これは阪神淡路大震災と同規模の激しさを意味しています。

 第2の地震以降、16日に入ってからも最大震度6クラスの地震が相次ぎ、熊本県、大分県などの各地では建物の崩壊など被害が広がっていると報道されるなか、この稿の最初の版を書き上げました。それを加筆修正し18日に公開しました。

「かきもち」で考えるプレートテクトニクス

 16日昼の時点で気象庁から、今回の連鎖地震は観測史上に例がないものである可能性が示唆されたとのがありました。

 すなわち、熊本、阿蘇。大分と北東方面に向かって拡大していく今回の地震現象は、「明治以降の近代的な観測を日本が開始してからデータとしてかつて記録されたことがない可能性がある」と述べている。

 こんなことを言われたら、不安になる人がいても当然です。そこで、関連の解説に出てくる用語とその意味を確認しながら検討してみましょう。

 14日、熊本で発生した地震が阿蘇から由布、大分と北東に拡大していく状況を「中央構造線に沿って」と表現するケースが見られます。この中央構造線って何でしょう?

ウィキペディアで「中央構造線」

ウィキペディアを引いてみると「日本列島を東西に貫く最大の断層系」なんてことが書いてある。そこから分かったような分からないような話になっている記事も見かけました。

 話がやや脱線しますが、私は中学高校時代「地学部」というものに所属していました。毎年中一に新入部員が入ってくると地質・地学の初歩を中学高校生レベルで説明することになります。

 以下はあくまで素人の私が中学高校生レベルで、でも災害回避に役立つ範囲で記すものですので、専門家など瑕疵に気づかれた方には、どうかご教示いただければ幸いです。