難しすぎる!機能性表示食品の課題多きスタート

消費者の判断力に委ねて大丈夫なのか

2015.04.03(Fri)白田 茜

 消費者庁によると、機能面について表示が可能な範囲は3つある。

 1つ目は血圧など「容易に測定可能な体調の指標の維持に適する又は改善に役立つ旨」。

 2つ目が、お腹の調子を整えるなどの「身体の生理機能、組織機能の維持に適する又は改善に役立つ旨」。

 3つ目が、「身体の状態を本人が自覚でき、一時的であって継続的、慢性的でない体調の変化の改善に役立つ旨」だ。「目」など身体の特定の部位に言及した表現もできる。

 一方、「糖尿病の人に」「高血圧の人に」など疾病の治療効果、予防効果を暗示する表現は認められない。

機能性表示での表示項目
(参考:「機能性表示食品の届出等に関するガイドライン」より筆者作成)

 現時点で消費者庁が示しているのは禁止される表示(ネガティブリスト)のみ。使用できる表示例については、具体的な言及はなされていない。

 そこで、新たな表示制度を議論する「食品の新たな機能性表示制度に関する検討会」で、大谷敏郎委員から提出された「機能性表示や加工食品等に対する意見」に、「生鮮食品と加工食品について想定される表示例」を以下に示した。機能面については、このような表示になると想定されている。

想定される機能性表示の例。赤字は機能面についての表示
(参考:大谷敏郎委員2014年6月26日提出「機能性表示や加工食品等に対する意見」をもとに編集者作成)
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