無人地上車両に頼る接触地帯における補給と負傷兵後送
発見から攻撃までの時間が極めて短くなっているため、突破口を維持・活用するために必要な人員と装備の集積そのものが敵の格好の標的になってしまう。決定的な突破は極めて稀になり、双方がわずかな領土を巡って兵士の命をすり潰す消耗戦へと陥っている。
ロシア軍はまず電子戦能力を向上させ、ウクライナ軍の空中ドローンを無効化させ自軍への監視の目を遮断することに成功した。次に自国でのドローン生産を大幅に拡大し、1日100~500機以上の波状攻撃を仕掛ける能力を獲得した。
強固な防衛拠点を破壊するために滑空爆弾を大量投入。これによりウクライナ側の拠点を一掃し、火力優勢を確立した。ロシア軍がドローン戦争に技術適応した結果、最も深刻な影響を受けているのが接触地帯におけるウクライナ軍の補給と負傷兵の後送である。
ロシア軍はウクライナ軍の兵站ルートを火力により制圧。ウクライナ軍はこれまでの車両による有人の補給や負傷兵の後送が有人では不可能になった。一部ユニットではこれらの任務を無人地上車両(UGV)に頼らざるを得ない状況に追い込まれた。