無理ができない中高年にお勧めしたいこと

 今回の選挙ではアベノミクスで「夢よもう一度」、あるいは前回は出遅れたので今回はその波に乗ってやろうと考えている中高年世代も多かったはずだ。

 このまま会社でサラリーマンをやっていても稼ぎは限定的だ。高市首相がお金をばらまく今こそ、不動産に投資をして退職金のアテにしよう、若者がどんどん投資をしているので自分もその波に乗ろう。

 そう考えた人も多かったのではないだろうか。

 また自分が住んでいるマンションの含み益がさらに膨らむことを妄想して自民党に入れた人も多いかもしれない。

 ただ、中高年世代にとって投資を失敗してしまうと、もはや回復の余地がないことに気を付けるべきだ。投資に永遠の右肩上がりはない。特に不動産で失敗すると損失額が大きいため、下手を打つと人生そのものがゲームオーバーになる。

 そんな無理をするよりお勧めしたいのが、今、含み益がある自宅マンションを売却して、やがて迎える自分の第二の人生のための軍資金を捻出することを考えてみてはどうだろうか。

 その答えを拙著『50歳からの不動産』(中公新書ラクレ)で明かしている。

50歳からの不動産』(牧野知弘著、中公新書ラクレ)

 人生経験の豊かな中高年世代は若者のやる流行を追うよりも、より賢い生き方ができるはず。冷静に明日を読んで行動したいものだ。