既存の評価にとらわれない「わが子中心」の学校選びと親の心得
こうして2026年首都圏中学入試の新たな様相を見てみると、入試レベルの高い難関校をめざす熱心な受験生層は変わらず一定数は存在するものの、年々若い世代になってくる中学受験生の保護者の中には、偏差値の高さや現状の大学合格実績だけにとらわれない傾向も出てきました。
「わが子の成長をどのように促してくれるのか?」とか「将来に向けて、わが子にどのような力を身につけさせてくれるのか?」といった視点で、「わが子中心」の学校選びをする層が増えているように思えます。
子ども自身が興味や意欲をもって続けてきた習い事や、打ち込んできたスポーツや芸術活動などを応援しつつ、最終的には、「無理のない受験準備と努力で合格できそうな、教育の良い私立中高一貫校が通える範囲にあるならば、そこを受験させてみよう」と考えているようです。世間的な知名度や過去の評価よりも、むしろこれからの期待値で「わが子に合った」学校を選ぼうとしている保護者が増えてきたことは間違いなさそうです。
私たちは、4年続きで多くの受験生がチャレンジした今春2026年中学入試の現状を、“過熱”と捉えるよりも、以下のように受け止めています。
・教育内容に多くのバリエーションが広がった
・多様な受験準備のスタイルから、どんな小学生でもチャレンジできる入試の多様化が進んだ
・ひと昔前の受験競争の厳しかった時代よりも、良い学校に合格~進学しやすくなった
これから中学受験を志す小学生と保護者の皆さんは、そのように前向きに考えて、上手な学校選びと目標設定を意識してみてください。そして、来春2027年以降の入試で、親子にとっての価値ある中学受験体験をしていただきたいと願っています。






