高校球児は「水飲まなさすぎ」

和泉:確かに近年の猛暑は侮れません。ただ、熱中症についても現場は色々な観点から対応策を考えなければいけません。

 以前ある他のスポーツ関係者から、こんなことを聞いたことがあります。

「和泉さん、野球は練習中、水飲まなさすぎますよ。もっとトレーニング中でもガブガブ飲んだ方がいいです」

 アマチュア野球界はかつて精神論が行き渡っていて「練習中に水を飲むな」という指導も普通に行われていました。

 今では選手は普通に水を飲んでいますが、それにしても他の競技者からするとまだまだ野球のトレーニング中の水分補給が足りないようです。

──確かに、練習のメニューの合間には水を飲んでいいという雰囲気はありますが、トレーニング中に水を飲むのは「タブー」感があります。

和泉:結局、高校野球にはそういうタブーのようなものが、生き残っていることも否めません。

 熱中症対策については、普段の練習からこまめに水分補給を続けていくことが重要です。そうした姿勢を続けていくことが、足をつるリスクを低減させることにもつながるのでしょう。

──同報告書では「部員数の減少」も課題として挙げられています。高野連の加盟校の中で部員の二極化(部員数の多い加盟校と少ない加盟校の差)が進んでいると。7イニング制を採用することで、日々の活動時間・休日の練習などに変化が生まれ、高校野球に取り組みやすくなることが期待できる、としています。