選挙の「三バン」よりSNSが重要な時代へ(筆者がChatGPTで生成)
(小林 啓倫:経営コンサルタント)
日本の選挙では「三バン」が大切だと言われる。これは「地盤(じばん)」「看板(かんばん)」「鞄(かばん)」の3つを指す言葉で、それぞれ「後援組織」「知名度」「選挙資金」を意味している。選挙が行われるタイミングでの社会情勢や、選挙区内の事情等によって個々の重要度に違いは生じるものの、いずれも無視できない要素だ。
ここに近年、「四バン」目の要素が加わっていると言われる。それはSNSだ。「~バン」という言い方に無理やり合わせるなら、候補者に関する情報が広く拡散されるという意味で「瓦版」や「掲示板」、あるいはつながりというソーシャルな側面を強調して「回覧板」といったところだろうか。
SNSは知名度すなわち「看板」に近い要素だが、単なる知名度とは言い切れない側面がある。それはSNS内において、どのような情報が拡散され、消費されるのかは、個々のSNSプラットフォームが採用しているアルゴリズム、あるいは運営方針によって大きく左右されるためだ。そして、それを上手く利用することにより、SNS内で形成される「世論」を思い通りに、しかも圧倒的なスピードでコントロールできる。
2026年2月、関東では一部で雪が積もる中で行われた第51回衆議院議員選挙は、1月23日の衆議院解散、27日公示、2月8日投開票と、解散から投開票までわずか16日間という戦後最短級の超短期決戦となった。そのことは特に、世論形成に即効性のあるSNSすなわち「四バン」の重要性を高めたと言えるだろう。
では、SNSをめぐり、どのような選挙戦が繰り広げられていたのか、簡単に振り返ってみたい。まずは象徴的な数字を紹介しよう。