実際の手取りは大幅減少に!
これまでお話ししてきたように、傷病手当金からは、社会保険料、住民税が差し引かれます。では、Oさんの実際の傷病手当金の手取りの金額はどれくらいになるのでしょうか。
Oさんは、標準報酬月額44万円。30日間傷病手当金を受給したと仮定すると、実際の手取りは、次のようになります。
●傷病手当金の受給額
29万3400円
●傷病手当金受給中に支払う費用
・健康保険料:2万1802円
・厚生年金保険料:4万260円
・介護保険料:3498円
・住民税:約2万円
(社会保険料・住民税合計)8万5560円
⚫️実際の手取り額
手取り額=傷病手当金(29万3400円)-社会保険料・住民税合計(8万5560円)=20万7840円
社会保険料や住民税の支払いにより、実際の手取りは大幅に減少することがお分かりになったのではないでしょうか。
Oさんも当初想定していた金額よりも大幅に少ないことに気がつき、愕然としたとのことでした。
うつ病などの精神疾患は長引くことも多く、Oさんも医者からは半年以上休職が必要といわれているとのこと。収入が減少することに加えて、毎月約8万円の社会保険料や税金を支払わなければならないので、家計負担は重いといえます。
Oさんご夫妻には、Oさんの休職期間中を乗り切るために、固定費の見直しを中心に家計全般の見直し、他にも貯蓄計画や奥様の働き方の見直しなどをご提案しました。