地場財閥などとの競争、インフラの課題
今後のインド市場での道のりも平坦ではない。
インド国内では、米ウォルマート傘下のフリップカートに加え、ムケシュ・アンバニ氏率いるリライアンス・インダストリーズなどの地場財閥も小売・通信・テック分野で支配力を強めている。
特にリライアンスは政府との太いパイプを持ち、価格競争力も高い。
急速なAIデータセンターの建設ラッシュは、インド国内の電力供給や通信インフラに多大な負荷をかける。
米IDCのアナリストが「計算資源の不足が主要なギャップ」と指摘するように、箱(データセンター)を作っても、それを動かす電力やチップが十分に確保できるかという供給面の課題が残る(米CNBC)。
アマゾンの「5.4兆円」という巨額の賭けは、インドのデジタル覇権を握るための決定打となるか、それとも消耗戦の始まりとなるか。
米国での構造改革と並行して進むこの巨大プロジェクトの成否は、ジャシー体制の真価を問う試金石となる。
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