アジアで学んだ民主主義、中国にも留学

安田:実はゾマホンさんは日本にいらっしゃる前、1980年代に中国に留学されているんですよね。現地で修士課程まで進まれています。天安門事件の前後の時代です。

ゾマホン:中国・北京外国語大学に留学し中国語および中国文学修士号を取得しました。中国における民主主義に関する考え方、そして孔子の教育思想について論文を書きました。

 中国にいる間にアフリカ諸国の大使館でアルバイトもしました。掃除、車の清掃、フランス語・中国語・英語の通訳など、何でもやりました。中国における民主主義、人権、文化、中国人の行動様式を学んだ留学生活は、私にとって良い経験でした。

ベナンの国会議員選挙に挑むゾマホン氏(左)と「たけし日本語学校」

安田:中国でも偉い方々とのつながりがあったそうですね。具体的には……。私はそれが誰か知っているんですが、この番組で名前を言えないレベルの中国共産党の高官(笑)。そうした人脈は、その後、駐日ベナン大使としての活動にも役立ちましたか。

ゾマホン:とても役に立ちました。私は2006年から2011年まで、大統領特別顧問として活動しました。その際、中国との人脈を使い、ベナンへの経済協力を実現しました。

 例えば、ベナン南部を走る国際道路は、中国の協力で整備されました。中国との関係は、ベナンにとって非常に重要で、大使としての立場を活かし、国際協力にも力を入れました。