魅力が尽きないウズベキスタン
中央アジアに注目する日系企業関係者は、ウズベキスタンの魅力について「ウズベキスタンの人は勤勉で、手先も器用。おもてなしの精神にあふれ、食事も日本人の口に合う」と話す。
また「今のミルジヨエフ政権からは技術革新を経済発展に繋げるという強い意志を感じる。良いものを導入して、それを長く使おうというマインドがある」という。
価格でなく内容で勝負できるのは、日本にとっても望むところだ。しかし課題もある。
その一つが物流だ。
ある日本の物流関係者は、「ウズベキスタンは二重内陸国(2つの国を経ないと外洋に出られない国)なので、外国の港で荷揚げしないといけない。大量の貨物の行き来が始まったのが本当に最近なので、現場に通関のルールが浸透しきれていない」と指摘する。
また、中国やロシアの物流関係者と比べると、中央アジアは総じてのんびりしており、担当者に「大丈夫」と言われたのを信じて荷物を送ると、届かなかったこともよくあるという。
ウズベキスタンの野菜や果物はびっくりするほど美味しい。
主な輸出先はロシアやカザフスタン、中国であるが、オーガニック食品を求める欧州へも輸出量が伸びてきている。
ぜひ日本に輸出してほしいが、前出の関係者によると、日本へは飛行機でないと難しいということだ。
ウズベキスタンの1月のキャベツ畑
