武力攻撃が発生した場合、平和と安全を回復する措置を講じる
すべての当事者に利益をもたらす相互の緊張緩和措置に取り組む紛争緩和メカニズムも設置。将来、武力攻撃が発生した場合、国内手続きに従い、平和と安全を回復する措置を講じる。これらの措置には武力、情報、兵站支援、経済活動、外交活動が含まれる可能性がある。
経済復興支援では復旧・復興のための主要な資源の提供、互恵的な貿易協定の締結など、ウクライナの繁栄に投資する。ロシアがウクライナに与えた損害への賠償の必要性を考慮する。ウクライナの問題に関してゼレンスキー氏が最終的に下す決定やEU加盟を支持する。
フリードリヒ・メルツ独首相は「米国が示した法的・物質的な安全保障の保証は注目すべきものだ。いま外交に大きな勢いがある。真の和平プロセスのチャンスが訪れている」と評価した。いかなる合意も欧州大西洋地域の長期的な安全保障と一体性を保つ範囲で行われる。
12月15日、ドイツのメルツ首相と会談したゼレンスキー大統領(写真:POU/ROPI via ZUM Press/共同通信イメージズ)
これを受け、トランプ氏は「これまでになく(合意に)近づいていると思う。われわれは成し遂げようとしており、今より近づいている」「欧州の指導者から素晴らしい支援を受けている。彼らもまた終わらせたいと望んでいる」とホワイトハウスで記者団に語った。