1月に「次なる削減」も
次の大規模人員削減の波は、12月上旬の年次クラウドカンファレンス「re:Invent」や年末商戦の後、来年1月にも始まるとみられている。関係者によれば、次はアマゾンのストア部門や人事部門が対象になるという。
ジャシー氏が模索するのは、Eコマース、クラウド、プライム会員プログラムに次ぐ、アマゾンの「次の柱」だ。
同社は衛星インターネット、ヘルスケア、自動運転などに巨額の投資を続けているが、明確な成功には至っていない。
ジャシーCEOが目指す「スタートアップ」の機敏性と、「AIによる効率化」の追求。それは、株価を押し上げ、投資家の期待に応える一方で、現場の従業員との溝を深める両刃の剣となっている。
AI時代を勝ち抜くための構造改革は、社内の深刻な軋轢(あつれき)を抱えながら、道半ばにあるようだ。
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