中央学大・近田陽路が日本人トップ
個人トップはブライアン・キピエゴ(山梨学大3)で1時間0分16秒、2位はシャドラック・キップケメイ(日大3)で1時間0分31秒、3位はジョセフ・ムイガイ(平成国際大3)で1時間0分52秒だった。
日本人トップ争いは前田和摩(東農大3)、近田陽路(中央学大4)、平島龍斗(日体大4)、阿部紘也(山梨学大2)が競り合いながら20kmを通過。ラスト勝負を制したのが近田だった。
予選会とほぼ同コースとなる3月の立川シティハーフマラソンを1時間2分11秒で制している選手。今季は吉田礼志(現・Honda)から主将の座を引き継ぎ、チームを引っ張ってきた。
「立川ハーフで自信がつきましたし、コースも熟知していたので怖いもの知らずで、いくことができました。最初はゆったり入って、公園に入ってから徐々に上げていく感じになったので、結果的に自分に合ったレース展開になったんです。日本人トップを取れるとは思っていなかったんですけど、公園内に入ってからは前田君がずっと引っ張っていたので、最後は『絶対に勝つ』という気持ちで戦いました。前田君はラスト上がってくることがありませんでしたし、馬場賢人君(立大4)が今回出場できなかったので、運が良かったなと思います」
近田が1時間2分04秒で個人7位。先輩・吉田に続いて、中央学大の選手が2年連続で日本人トップに輝いた。そして最初に10人がフィニッシュしたのが順大で、神奈川大、中央学大、日大、法大と続く。一方、東農大は12番目、立大は14番目だった。