大谷はへっぴり腰の三振が多すぎる

 わたしはこの三振場面を見ていない。

 だがまた、毎度毎度のあのへっぴり腰の三振をやったのか、と思った。

 最近のドジャースは負けが込んでいる。中継ぎ、抑えの投手力が弱く、逆転負けが多い。また打線が貧打なのだ。

 一時期、2位に6.5ゲーム差(9ゲーム差もあったか?)をつけていたが、いまや尻に火が付いた状況である。

 そこにきて大谷は、いかにも三振が多すぎる。

 大谷殺しのアウト・ロー(外角低め)。大谷は、これをかならず振るのだ。しかも引っ張る。結果、へっぴり腰になり、泳いで三振。

 どうしても振ってしまうのなら、せめて流せ(エラそうで、すいません)。

 相手投手は、大谷にここにさえ投げておけばかならず振るよ、と舐めているのではないか。

 ちなみに大谷の三振数を調べてみた。

 8月15日現在、ナ・リーグはウッド(WSH)156、大谷(LAD)148、シュワバー(PHI)148、クルーズ(PIT)145 、スワンソン(CHC)135である。

 ついでにア・リーグは、グリーン(DET)159、ローリー(SEA)141、バトラー(ATH) 141、ストーリー(BOS)140、ウォード(LAA)138である。

 大谷は三振数でナ・リーグ2位、両リーグを通じて3位である。やっぱりな。ちなみに大谷のライバルのジャッジ(NYY)は、ア・リーグで7位の128個。

 ついでにいっておくと打率は、ジャッジが.333だが、大谷は.284である。

得点圏打率.233が歯がゆい

 大谷はいうまでもなく、聖人でもアンタッチャブルな存在でもない。

 が、あまりにも祀り上げられているため、メディアも元大リーガーの解説者たちも、一切の批判が許されないという空気がある。

 たしかに大谷は二刀流界(?)でも奇跡的な存在である。

 草野球ではほとんどの素人が二刀流をやっており、セミプロの高校球児でも二刀流はあたりまえである。

 だがプロの厳しさを、アマチュアはだれもわかってない。