続いては、現代最高峰のバンドとも言われるU2のデビュー曲。

『アウト・オブ・コントロール』という曲。1979年9月のリリースです。こちらもザ・ポリスと同様、かなり素人バンドっぽい感じで、ヴォーカルのボノの声もか細く、少々不安定なところもありますよねぇ。それでも、仄かに彼らならではのカリスマ性が感じられもします。ちなみにこの曲は本国アイルランドのヒットチャートでは最高19位まで上がっていますし、今でもたまにライヴのセットリストに加えられています。

 最後は、今や女性アーティストの大御所の一人・マドンナのデビュー曲。

『エヴリバディ』という曲、1982年10月リリースです。彼女もデビューしてから43年も経っているんですねぇ。イントロから80年代な感じが全開なのが、個人的には懐かしく感じますなぁ。

 声も幼い感じで本当に初々しく、最近の凄みのあるヴォーカルとは全く違いますねぇ。ただ、その後の彼女を形作る要素が既に垣間見られるところは興味深いです。

 ということで、今では“レジェンド”の域に達している海外の超大物アーティストたちのデビュー曲特集でしたが、こうして並べてみると皆、勢いだけが突っ走っている感もあり、やはり「誰もが新人だったんだなぁ」という感慨がありせんか?

 そう、新人の皆さん、キャリアはまだ始まったばかり、「これから」ですよ。