続いては、クイーンのデビュー曲をお聴きいただきましょう。
『キープ・ユアセルフ・アライブ』、“炎のロックンロール”という邦題がつけられたクイーンのデビュー曲、1973年7月のリリースです。
最初っからクイーンっぽさが全開となっている、なかなかの佳曲だと思うのですが、当時本国イギリスではまったくヒットせず、むしろ遠く離れた日本での方が受け入れられたというのは、映画『ボヘミアン・ラプソディ』でも描かれていましたっけ。いまやクイーンというバンドはイギリスの財産のようになっているんですけどねぇ。
次は、今年9月に来日公演も控えているスティング擁するザ・ポリスのデビュー曲です。
ザ・ポリスのデビュー曲『フォール・アウト』、1977年5月リリースです。こう言ってはナンですが、まだまだ粗削りな素人くさい感じですよね。リード・ヴォーカルのスティングの声もまだ若くて、今の渋い感じとは全然違います。
ギターも、後に彼らの黄金時代を支えたアンディ・サマーズではなく、ヘンリー・パドバーニという初代ギタリストが担当しています。この曲もその後、ほとんどライヴで取り上げられていないので、“黒歴史”系かもしれませんねぇ。