ロシアの軍事ブロガーもプーチンの主張を否定
「プーチンは長年、この戦争を挑発も長期化もしていないと嘘をつき続けてきた。停戦に向けた状況下では、すべてが白日の下に晒される。すべてを複雑化し遅延させるような不必要な条件をつけているのはプーチンだ。それこそが戦争の真の原因だ」とゼレンスキー氏は訴えた。
エマニュエル・マクロン仏大統領とともに有志連合首脳会議を主導したキア・スターマー英首相も15日「ゼレンスキー氏は30日間の無条件停戦を約束した。しかしプーチンは停戦を遅らせようとしている。停戦を行う前に入念な調査が必要だと条件をつけた」とロシアを非難した。
スターマー氏は欧州全域に加えカナダ、オーストラリア、ニュージーランドも参加、日本を含むその他の国々の支援も得ていると強調した。ウクライナ軍事支援を継続し、ロシア経済への規制を強化して、プーチンの軍事力を弱体化させ、交渉のテーブルに着かせるという。
米シンクタンク、戦争研究所の15日付分析では、ロシアの軍事ブロガーはロシア軍がクルスク州でかなりの数のウクライナ軍を包囲したというプーチンの主張を否定した。プーチンが交渉を有利に進めるため戦場でロシア軍が優位に立っているように装っているとの指摘もある。