住宅ローン金利の本格的な上昇が始まる!
2025年は価格動向とともに、住宅ローンの金利動向にも目を配っておく必要がある。
住宅ローンには、固定金利型と変動金利型があるが、2024年までは金利が低く、返済額を抑制できる変動型の利用が8割程度を占めてきたが、2025年には変動型の金利が上がり、返済負担額が重くなる可能性が高いのだ。
変動型の住宅ローン金利は、政策金利である短期金利に連動するが、それが引き上げられ、変動型の金利も上がる可能性が高い。
2025年1月現在、メガバンクの金利は0.3%台から0.6%台なので、0.5%としても、5000万円を35年元利均等・ボーナス返済なしで利用すると、【図表3】にあるように毎月の返済額は13万円弱で済む。しかし、1.0%になると14万円台に、1.5%で15万円台、2.0%で16万円台の半ばまで増えてしまう。
返済負担が重くなるということは、借入可能額が少なくなることも意味するので、二重の意味で住宅ローンの利用が難しくなりかねない。2025年のマイホーム取得に当たっては、住宅ローン金利の動向を注視しておかなければならない。