首都圏のマンション価格が高騰し、好立地でマイホームを購入するのが難しい時代が続いているが、今年も住宅価格は上がり続けるのか。そして政策金利の引き上げ気配が強まる中で住宅ローン金利はどこまで上がるのか。住宅ジャーナリストの山下和之氏が、2025年の住宅市場を予測する。 住宅価格を予測する場合、新築と中古に分けて考える必要がある。 新築住宅は、原則的に土地の取得費、建築費、分譲会社の経費・利益の合計を分譲戸数で割って価格が決定されるが、とりわけマンション適地の地価が著しく上昇し、建築費も高止まりしている。不動産会社の経営も人件費や諸経費のアップが価格押し上げ要因となっている。 2025年もその流れ