それでも公捜処は1月3日、尹大統領の逮捕令状を執行しようとしたのだが、大統領警護処所属の200人余りの警護隊員がスクラムを組んで全力防御したため不発に終わった。以後、1次令状執行に失敗した公捜処は合同捜査本部に加わる警察に「逮捕執行を一任する」という公文書を送ったが、警察は公捜処の公文書に法的欠陥があるとし断った。結局、公捜処は6日で効力が満了した逮捕令状の効力延長を西部裁判所に申請する一方、事前拘束令状の申請も検討しているという。
逮捕令状は取り調べのために容疑者の身柄を確保するもので、拘束令状は文字通り容疑者を拘置所に収監するための令状だ。2020年に設立された後、捜査経験不足や人材不足などでまともに起訴したことがほとんどない「開店廃業」状態だった公捜処としては、何としてでも現役大統領に手錠をかけて存在感を示したいと意欲を燃やしているようだ。
大統領支持者が公邸前に大集結
一方、容赦なく迫ってくる捜査に危機感に包まれた尹大統領の支持者らは総結集している。尹大統領の官邸前には毎日1万人を超える支持者が集まり、3交代で官邸付近を護衛する警護態勢を整えた。
その向かい側からは、民主労総が主導する弾劾賛成集会がジリジリと官邸に向かって進んでおり、これを阻止しようとする警察機動隊と小競り合いが続いている。普段は静かな高級住宅街である漢南洞一帯はまるで戦場を思わせる現場に変わってしまっている。