共和党員は「戦争拡大」とバイデン批判

 一方、トランプ忠臣のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員(共和、ジョージア州選出)は、「大統領選で米国民は外国の戦争への資金提供は望んでいないことを示したではないか」と話し、自身の国家機密情報不足を見せつけてしまった。

 同じトランプ・シンパのマイク・リー上院議員も「リベラル派は戦争が大好き。戦争は大きな政府を促進する」と反発。

 トランプ次期政権の重鎮となる億万長者イーロン・マスク氏は「リー氏の言っているのは真実だ」と、こちらもネガティブな反応を示した。

 国家機密情報へのアクセスを持つ*1、米上下院のロジャー・ウィッカー軍事委員会共和党筆頭理事(ミシッシピ州選出)は、「もしバイデン氏が超党派で議員たちが助言してきたことに耳を傾けて、こうした決定を早く実施していれば、戦争は米国および北大西洋条約機構(NATO)に有利な形で終結していたはずだ」とコメント。

 下院情報委員会のマイク・ターナー委員長(オハイオ州選出、共和党)は「制限付きのウクライナ軍事支援が戦争の周期終結を邪魔してきた」と述べ、今回の決定が「遅きに失した」と批判した。

*1=上下両院の外交、軍事、情報各委員会の委員長、野党委員長格・筆頭理事は、国家安全保障に関する機密情報を随時入手できる特権を有している。

50 USC CHAPTER 44, SUBCHAPTER VI: ACCESS TO CLASSIFIED INFORMATION

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