対米黒字額でも日韓逆転か
11月5日(米国時間)の米大統領選でドナルド・トランプ氏が勝利した翌日、韓国の閣僚経験者が、大手紙「中央日報」の記事を見せてくれた。
米商務省、韓国貿易協会の統計を引用した記事で、見出しは、「米貿易赤字国、韓国が初めて日本を追い抜く」だった。
この記事によると、2024年1~6月の米国から見た主要相手国別の貿易赤字額は、韓国が340億7800万ドルで、340億4000万ドルの日本をわずかながら上回った。
米国から見て貿易赤字額が大きい相手国の順位は、2024年1~6月期には、中国、メキシコ、ベトナム、ドイツ、アイルランドが上位5か国で、これに次いで韓国6位、日本7位になった。
米国の相手国別貿易赤字の順位で、韓国が日本を上回ったのは初めてだという。
これは米政府の統計で、ちなみに韓国政府の統計によると、1~6月の米国向けの貿易黒字額は287億ドルで前年同期比55%だった。
米国から見た赤字額と、韓国から見た黒字額に差があるのは、「計算時期の基準の決め方、運賃、保険料の算定方式が異なるため」だという。
「トランプ氏は、様々な経済統計の中でも、米国の貿易赤字に敏感だ」
この元閣僚は、こう続ける。
2024年の日韓の対米黒字額が最終的にどうなるのかはまだ分からない。
順番も気になるが、それよりも気になることがあるという。