今大会の本命は青学大

 駒大は佐藤の不在が大きく、本命は箱根王者・青学大になるだろう。9月28日の絆記録挑戦会5000mでは宇田川瞬矢(3年)、鳥井健太(2年)、黒田朝日(3年)が13分37~39秒台をマーク。他に4人が13分40秒台で走っている。

 1年生の登録はなかったが、エントリー選手は全員がハイレベルだ。なかでも前回2区で駒大・佐藤と区間賞をわけあった黒田と、前回6区(7位)を担った鶴川正也(4年)が充実している。

 黒田は箱根2区で区間賞を獲得すると、5月の関東インカレは2部10000mで27分52秒02の青学大記録を樹立。鶴川は日本選手権5000mで学生トップの4位に食い込み、13分18秒51(日本人学生歴代3位)をマークしている。それから箱根路を3年連続で爆走している太田蒼生(4年)が出雲路に初登場する可能性もある。

 チームが目指すは2度目となる「学生駅伝3冠」。まずは出雲で6年ぶりの優勝を奪って、史上初の快挙に突き進みたい。