韓国のテレビドラマには医療ものにも傑作が多い。

「医師ヨハン」2019、全24話。
主役はチソンだが、かれはこの作品がずぬけている。「悪魔判事」というドラマも人気らしいが、それほどでもない。

「胸部外科」2018、全16話。
主役はコ・スという。もう一人の主役のオム・ギジュンがなかなかいい。かれもこの作品がベスト。

「グッドドクター」2013、全20話。
自閉症でサヴァン症候群の主役が医師になり、そのことで問題を引き起こしながら、成長していく。

 この作品は日本とアメリカでリメイクされた。

「浪漫ドクター キム・サブ」シーズン3まである。
主役はハン・ソッキュ。わたしが見たのはシーズン2まで。看護師長のチン・ギョンがいい。

「ミセン」2014、全20話。
主役はイム・シワン。韓国の商社に新入社員が4人入ってくるが、かれらを巡る人間関係がおもしろい。

 韓国企業の実情に近いのか、それとも誇張されているのか、どっちかわからぬが、いずれにしても一気見したくなる。

 課長役の名優オ・サンシクがいい味を出している。

 日本のドラマでは、昨年TBSでやった『VIVANT』が話題になった。わたしは録画して全10話を見た。

 原作は、テレビドラマ『半沢直樹』で演出をしたTBSの福澤克雄のオリジナルで、主演は堺雅人。このドラマには破格の1話1億円が投じられたという。

 日本でもこれほどのテレビドラマが作れるのかと人気を博したようだが、自画自賛臭く、わたしにはリアリティが感じられず、いまひとつだった。