大暴落を経てガラリとプレーヤーが変わる
澤上:大暴落で一度、廃墟の山が築かれるかもしれませんが、その中から本物だけが浮かび上がってきますよ。みんな、痛い目にあってようやく、独立系資産運用会社の社会的意義に気がつくんです。
中野:残念ながら、痛い目にもあわないと、本当の意味でクオリティーの高い金融立国、資産運用立国にはなっていきません。右肩上りで能天気に浮かれていては、長続きしないでしょう。
浮き沈みを繰り返しながら、日本は資産運用立国として成熟していくのだと思います。そうしてこそ、個人の金融資産が企業を支える資金に回り、「みんなが資本家」として日本の産業を盛り上げていけるという状況に近づけるのではないでしょうか。
澤上:かなり新陳代謝が起こると思いますよ。今をときめく有名企業が影を潜め、日本を引っ張るプレーヤーが大きく変わるかもしれません。大暴落の先にね。それくらい新しい世界に変わってほしいと期待しています。
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