大谷翔平や藤井聡太の「経営者版」が続々
藤野氏:スキマバイトアプリのタイミーが7月26日に上場しましたが、代表の小川嶺さんは22歳でタイミーを作り、27歳で上場させるような会社を作っています。こうした「すごい人材」が今後確実に増えてくるとみています。
今、私のミーティング時間の半分以上は20代の経営者などです。今後が期待できるイケてる人が多く、野球の大谷翔平さんや将棋の藤井聡太さんの経営者版とも言える「すごい人材」が出てき始めています。

最近の子どもたちは、SDGs教育をしっかり受けています。環境やLGBTQ、多様性に敏感な子どもたちが増えたという意味合いだけでなく、SDGsの17の社会課題の中で自分は何を選択し、どう主体的な人間として行動するかというお題が課されていることが大きいと思います。
今はインターネットもあり、YouTubeなどで調べたいことを無限に調べることもできます。このSDGs教育による若い人たちの主体性の回復を、メディアや経営者などもあまり注目していませんが、私はかなり重視しています。5〜10年経つと、日本の基本的な国力は根っこから変わると期待しています。
——インフレ、大企業の改革、優秀な若い人材の台頭など、こうした理由から「日経平均10万円」に期待できるということですね。