同記者は、今年4月、小島敏郎氏がカイロ大学声明発出に関する小池氏らの工作を告発したFCCJでの記者会見でも、真っ先に手を挙げ、「あなたの言っていることは根拠のないゴシップだ」と小島氏を非難した。

事実を無視した小池擁護論を展開

 ハムザ氏、アズハリ氏、新谷氏のような人物は、アラブ流で声高かつ大げさに小池擁護論をぶつ。

 しかし、手紙という物的証拠がある北原百代氏の証言、カイロで小池一家の面倒をみていた朝堂院大覚(本名・松浦良右)氏の証言、自身で「落第した」と2つの本に書きながら小池氏が4年で卒業したことになっている証明書類の矛盾、当時社会学科生全員に義務付けられていた卒論について「卒論はなかった」と都議会などで答弁した小池氏の嘘など、学歴詐称を疑う様々な論拠・証拠には一切言及しない。

 これではいくら小池擁護論をぶっても誰も納得しない。

結局、疑惑を深めるだけ

 小池氏は学歴詐称疑惑の打ち消しに躍起になっており、告発の記者会見が開かれるたびにカイロ大学声明発出を工作したり、中東・アラブ関係の「手駒」を送り込んだりして、告発のインパクトを何とか殺ごうとしている。

 しかし、送り込まれた「手駒」の人々の主張には上記の通り、まったく説得力がない。また小池氏自ら反論せず、他人を送り込んで火消しをさせようとする姑息なやり口は、かえって疑惑を深めている。