パスポート往来を本気で議論しそうな日韓議員連盟

 以前もお話ししたが、韓国人が何かを相手にする場合、50:50のフェアな関係というのは成立しない。必ずどちらかが上でどちらかが下であり、その関係に敬意という言葉は存在せず、あるのは服従である。

いい人よりも強い人が尊重される競争至上主義の韓国、昔ばなしを読み聞かせても将来の役に立たないという教育ママも(JBpress)
相手に共感は求めるが、相手に対して共感しない韓国人のジャイアン的気質(JBpress)

 だから、韓国人は基本的に神聖な場所に敬意を表すことはない。もともと持っていないのだから。おそらくヨーロッパなどの歴史ある宗教的聖地に行ったとしても、基本的にあるのは見物精神である。

 もし敬意のようなものが垣間見えたとしたら、それは「畏怖」と呼ぶのが相応しいだろう。

 このように韓国内ではありえない話がされていたのだが、5月の終わりになって、そのありえない話が日本海を越えて、日本に行った事実を筆者は目撃してしまったのである。

 韓国のチャンネルAという中堅放送局から「パスポートなしで往来、日本でも論議が進行」というニュースが流れて来たのである。そこには日韓議員連盟幹事長の武田良太衆議院議員のインタビューが映されていた。

「いろいろな改革案というか、今までになかったシステムを導入していくという試みは必要だという風に考えておりますし、我が国でも今から議論を進めていきたいと(考えております)」

 日韓議員連盟の間で、このとんでもない話題を実際に上げる気満々だとでも示唆するようないい方ではないか。

衆院の政治倫理審査会に出席した武田良太議員。日韓議員連盟の幹事長を務めている(写真:つのだよしお/アフロ)

 日韓の狭間に身をおいて20年、今までも日韓議連の行動を見ていて、言いたいことは多々あった。