甘やかされた子どもは好かれない
子どもは、いつだって輪(組織や社会)からはずれることで注目を集めようとする。したがって、甘やかされた子どもが学校では同級生から好かれないというのは本当のことだ。
からかわれたりして、子どもっぽい、自立していないなどと思われる。
小学校であっても、すでに子どもたちの間には「共同体を求め、結びつきを求める」傾向が見てとれる。これは、見逃すことのできない、絶対的な人間の習性・能力といえる。
『教育困難な子どもたち』
「社会の一員」であるように育てる
家庭や学校の役割は、子どもたちが、社会の一員として働くことのできる人間であるよう、人類の一人として貢献できるような人間であるよう教育することである。
こうした家庭や学校で育ったとき、子どもは勇気をもち続けることができ、人生の課題がふりかかってきたとしても安心感をもって、他者にもメリットがあるような建設的な解決策を見出すことができる人間になるのである。
『人生の意味の心理学 下』