親の一番初めにする大きな仕事は、自分の子どもに「信頼できる他者がいる」という経験を与えることだ。 のちに親はこの信頼感を、家族、友人、学校、地域社会、人間社会というように、子どもがいる社会のすべてを包み込むまでに大きく広げていかなければならない。 もし、親がこの最初の大仕事に失敗してしまったら─すなわち、子どもの関心や愛情、協力を得ることに失敗したなら─その子どもは共同体感覚や仲間とつながっている気持ちをもつことが難しくなるだろう。 どんな子どもであっても、本来、「他者に関心をもつ能力」はもっている。けれども、この能力は、育てて鍛えていかなければいけない能力だ。それができないと、子どもの成長に
「自己中心的」な子どもに共通する親の子育て…アドラーが説く「甘やかされた子」「憎まれた子」に欠ける共同体感覚
子育てに悩む親に知ってほしい、心理学三大巨頭の一人・アドラーの言葉
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