「we」ではなく「they」な韓国人の思考形態

「日本の道は違法駐車もなく、ゴミ一つ落ちていない。夜の新宿歌舞伎町も道がキレイだ」
「韓国も先進国になったのに、なんでマナーは良くならないのか、日本を見習うべきだ」

 このたぐいの感想を連休中に何十回見ただろうか。そして「どうしたら韓国人のマナーが向上するのか」という議論が始まるのだが、筆者が見る限り正解は見当たらない。

 正解は単純明快で、「私がごみを捨てなければいい」のだ。チャレンジャーな筆者はSNSで韓国人たちに正解をぶつけてみた。

 すると、日本に住む韓国人が面白いことを書きこんできた。

「日本人は自分のゴミは自分で持ち帰ればいいと思うけれど、韓国人は『私はポイ捨てしたくないけどゴミ箱がないのだから、どうしようもないじゃないか』と考える」と言うのだ。

 思わず笑ってしまった。基本的に考え方が違うのだから仕方がない。韓国人はとりあえず自分が一番エライので、「まわりが自分に合わせてくれるべき、すべてにおいて」という世界観で生きているのだ。

 嘘でもなければ、盛っている話でもない。フツーに韓国ドラマを見ても、バラエティー番組を見てもそれは垣間見える。そのお互いの世界観がぶつかるので韓国人の喧嘩は激しい。

 こういった「なぜ韓国人はこうなのか」という疑問を、最近は韓国人が考え始めているが、その主語は「私たち、we」ではなく、「私以外の韓国人、they」である。韓国の問題は、「自分以外の韓国人」が改めなければならない問題だと、ほとんどの韓国人が考えているから前進しないのだ。
 
 それを分かっているのか、韓国政府の解決方法は「強制的に規則を守らせる」というものだ。