快速AIZUマウントエクスプレスに乗り、湯西川温泉駅に降り立った。発車した会津若松行きの列車が橋を渡るところを眺める。

 逆方向の新藤原方面を振り返る。ホームには大きな写真パネルがいくつも掲示されている。

 また、蛍光灯の照明とは別に、「かがり火」を模した照明も設置されている。湯西川温泉郷には平家の落人伝説があり、いまも地域ぐるみでさまざまなイベントが実施されている土地柄を象徴するものだ。

 ほかのトンネル駅は、地域住民が利用主体なので実用一辺倒。乗降客もあまり(めったに)いないので、それが探検感を生んでもいる。湯西川温泉はだいぶようすが違い、ほかにも列車を降りた人が何人かいたし、ホームは明るい雰囲気だ。

 ホーム中央付近には、通路が2つあり、緑矢印は階段に通じている。