そうすると結局、橋梁の途中か、トンネル内か、どちらかに駅を作るしかなく、結果的にトンネル駅となったのだろう。「駅を作るならここしかなかった」という立地だったのだ。
このため、ホームの端からは橋梁部分がよく見える。
次の写真は、駅の上を通る県道249号から撮影した湯西川橋梁だ。全長240mのワーレントラス形式で、塗装が不要な耐候性鋼材が使用されているため、特徴的なチョコレート色をしている。
県道の横に小さな広場があり、そこからは湯西川橋梁を正面から眺めることができる。まさにこの足下に、湯西川温泉駅があるのだ。
エレベーターがある!
このような立地にある駅なので、利用者の中心は、観光客だろう。それを意識した装飾や設備があるので、今度はそれを見ていこう。