いずれも「ホーム&アウェー」の過酷な試合

 グループステージは32チームを8つのグループに分け、各グループの上位2チーム・計16チームが決勝トーナメントに進みます。グループステージから準決勝までは、いずれも「ホーム&アウェー」方式のため、同一カードが2試合。予選抜きでグループステージから登場したとしても、優勝するには13試合で勝利しなければなりません。

 チャンピオンズリーグ開催中も各国のリーグは同時並行で行われています。週末にリーグ戦を戦い、翌週の火曜・水曜の夜にはチャンピオンズリーグの試合に臨み、その週末には再びリーグ戦……。チャンピオンズリーグのホーム&アウェーとなると、国内リーグと違って移動の負担も相当なものです。そうした過酷な条件を克服して手にする「欧州一」の称号にはファンも格別なものを感じるに違いありません。

 実際、過去のチャンピオンズリーグでは歴史に残る数々のドラマが生まれました。よく知られているのは「ミュンヘンの悲劇とその後」の物語です。