3月18日、大統領選の勝利宣言をするロシアのウラジーミル・プーチン大統領(写真:AP/アフロ)

(国際ジャーナリスト・木村正人)

驚愕の得票率

[ロンドン発]3月17日開票が行われたロシア大統領選で、ウラジーミル・プーチン大統領が87%の得票率(投票率は74%)で通算5選を果たした。前回2018年大統領選の78%を上回る過去最高の得票率だ。

3月18日、モスクワの中央選挙管理委員会本部にある大統領選挙の暫定結果を示すスクリーン(写真:ロイター/アフロ)

 プーチンはこれで36年、83歳まで大統領を務める道を開いた。

 ウクライナ戦争に反対を表明した候補者は誰1人として立候補を許されなかった。電子投票では不正はいくらでもできる。

 ロシア独立系メディアによると、クレムリンが地方当局に設定した目標は投票率70~80%、得票率75~85%とされる。投票率100%を達成した投票所もあった。

 勝利演説で北極圏の刑務所で獄死した反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏の名前を初めて挙げたプーチンはナワリヌイ氏と西側で捕らえられている捕虜の交換を検討したことを認めた。

「私は賛成だと言ったが、残念ながら起きてしまったことは起きてしまった」と開き直った。