「オヤカク」には批判も少なくない

 一方ネット上ではオヤカクに対して批判的な声も上がっている。「複数の会社から内定をもらった学生が内定を断る口実に使っているだけなのでは?」「内定を辞退されたくなかったら魅力を感じてもらえる会社作りをすればいいだけ」などといった意見もある。

 とはいえ親が子どもの会社の実情を知っていれば、子どもが仕事でつまずいた時や落ち込んでいる時に、「こんないい会社はないよ」と後押ししてくれることもあるかもしれない。新卒採用の現場でオヤカクが常識になりつつ今、採用する側も就職する側も、オヤカクを上手く使いこなすことが、ミスマッチを避けることにつながるのかもしれない。

【参考資料】
就職プロセス調査(2023年卒)「2023年3月度(卒業時点)内定状況」(リクルート)
マイナビ2021年度 就職活動に対する保護者の意識調査(マイナビ)
「自身の就活やキャリア観醸成に影響を与えた人や経験・体験」についての調査(パーソルキャリア)