米国民が一番尊敬するのは軍と軍人
アイオワ、ニューハンプシャーで吹き荒れた「トランプ旋風」で一時かき消されていたロイド・オースチン米国防長官(70=退役陸軍大将)の入院隠蔽工作疑惑が急浮上してきた。
軍や軍人といえば、米国民が最も尊敬する職業だ。
(世論調査での尊敬度は軍・軍人69%、大統領38%、最高裁36%、新聞21%、議会12%である)
しかも陸軍大将といえば、ジョージ・パットン大将、ドワイト・アイゼンハワー元帥といった英雄的将軍に並ぶ米軍最高ポスト。
その大将からジェームズ・フォレスタル、キャスパー・ワインバーガーといった名国防長官の後に、黒人としては史上初のペンタゴンのトップになったのがオースチン氏だった。
(news.gallup/americans-confidence-
(mwi.westpoint.edu/
軍歴もさることながら、人品骨柄、倫理観、
ところが晩節を汚す羽目になった。
2023年暮れ、前立腺の手術を受けた後、体調を崩し、1月元日、
搬送時には、公になることを避けて、赤いライト(
オースチン氏は、同医療センターには15日まで入院していたが、
大統領ばかりでなく、国防長官を補佐するキャサリーン・
同副長官は1月4日に知らされ、その後1日、
(おそらくケリー・
オースチン氏は、米陸軍士官学校を優等で卒業、陸軍入隊後、
米統合本部副議長を経て米中央軍司令官としてイラク、
2016年の退役後は軍事産業レイセオン・テクノロジーズ(現RTX)などに「天下り」し、
バラク・オバマ大統領(当時)
そのオースチン氏が、自分の入院について、なぜ大統領に3日もの
ウクライナ戦争に加え、米国にとっては最も重要な同盟国・
米軍の軍事活動を決めるのは大統領だが、その大統領に助言し、