同記事によると、A子さんの「感謝(お礼)メール」について、A子さん本人はこのように事情を説明している。「お礼LINEを送った時はパニック状態」だった。「全裸で高圧的に迫ってきた」松本を拒否したため、男性陣が松本に「謝罪する姿」を見て、逆に、それを受け入れなかった「自分の非であるかのように」感じた。

 小沢から「失礼があったら、この辺りを歩けなくなっちゃうかもしれないからね」といわれていたこともある。「芸能人の卵」である自分を「どうか穏便に見逃してほしい」と「反射的にお礼の言葉を書いてしまいました」。

 記事では、それに対して弁護士・望月晶子氏が、「性被害者は『あんなところに行ってしまった自分が悪い』という自責感に苛まれ」ていると説明している。小沢から回ってきた「感謝(お礼)メール」を見た松本は、「これを公開すればええやん」と息巻いていたというが、このような「迎合メール」が「合意があった」という「論拠にはなりません」とも指摘している。

 さらに記事によると、松本人志は福岡でも大阪でも、後輩の「女衒芸人」を使って女性たちを集めさせ、「ゲーム」と称して、女を献上させていたという。女性たちを追い込み、追い詰める様子の詳細が書かれているが、読むだに胸糞悪くなる。

 また、「週刊文春」は、後輩芸人たちが女性たちを斡旋していたことなどを、吉本興業に問い質した。8日、「名誉を棄損する記事を発売」するなら「法的措置を講じるのでその旨予告します」という回答が届いたという。

 松本人志らは、こんな性犯罪まがいのことをしょっちゅうやっていたということなのか。そうであるなら、日々、よくも平気なそしらぬ顔をして過ごせるものである。かれらの世界で、そういうことをあたりまえのようにやっていたのであるなら、以前には当然のごとく持っていたまともな感覚が、完全に麻痺してしまうものだということか。